画家・佐々木榮松(ささきえいしょう)

■制作における主張(画家の手記より)
私の本命は油絵でありますので、その主義と主張を簡潔に説明いたします
と、周知の如く日本の油絵は西洋のものですから、一般に洋画とよばれてい
ましたので、私も含めて昔から、その多くは西洋亜流に染まりきっていたこと
は是非ないと思います。しかし私は青年期の後半から、『日本人の油絵を描
く』ということに主義をおき、さらに日本人の中の北海道人の作品、そしてまた
さらに北海道人の東方人であると自からを確信づけ、風土の画家であることを
も自認して制作を続けてきました。この主張はいまも変わりありません。
人びとは私のことを “湿原の画家〟と言いますが、私は自分から湿原の
画家などと言ったことはありません。だが湿原の作品が著しく多いことは事実
です。これは湿原のもつ空間が私の制作の上に不可欠の意義をもたせている
からで、その意味では根釧原野の広大さも同じだと思っています。ですから
“道東の原野画家〟とか“空間の画家〟と呼んでくれた方がよいと思っており
まして即ち私の作品は、風景、人物、動物、植物やその他のものの命の抽出
でありますから、道東の風土の心象表現が制作の基になっているわけです。
■画家・佐々木榮松の略歴(画集より抜粋)
●1913(大 2)年 北海道生れ、北国の原野の片隅で育ったから総て独学。
幼少より石版印刷会社(リトグラフ専門の印刷)で生活したので、水彩・
デッサン・石版画・グラフィックデザインなどのなんでも手掛け、特に油絵を
本命とし、道東の風土をテーマの根底において心象作品の制作を一貫。
●1960年(50歳代)からは専ら美術館見学・取材・釣りなどの目的で、旧
ソビエト連邦圏諸国、中近東、地中海諸国、西欧、北欧、アラスカ、カナダ、
北・中・南米諸国を旅する。
●1970年(60歳代)からは作品展(個展)を主とし、東京銀座文芸春秋画廊・
望月画廊・横浜・札幌・釧路で開催。
●作画のかたわら雑誌や単行本を手がける。著書は「画集」、「旅行記」、「随
筆」、「釣りの書」、など。
●近作では「湿原の画家ー佐々木榮松作品集」=東京・アートグローバル社
出版(全国学校図書館協議会選定図書)。「随筆・白いオピラメ(原野の
釣人物語)=東京・青弓出版社」 (全国学校図書館協議会選定図書)
「湿原のカムイ」=二見書房 等多数。





●1987年(昭 62) JR北海道釧路支社に(佐々木榮松美術全作品収
蔵の美術館) “釧路ステーション画廊〟を開館。
●2006年(93歳)11月21日~11月26日 北海道の画家として銀座
(ロイヤルサロン・ギンザにて)で個展を開く。
2007年(94歳)10月30日~11月4日 前年に続き銀座(ロイヤル
サロン・ギンザ)にて個展開催。
2008年(95歳)10月21日~10月26日 前々年に続き北海道の
画家として銀座(ロイヤルサロン・ギンザ)で個展を開く。
何れの開催も 『 すばらしい!と絶賛される 』
●2009年9月30日 “釧路ステーション画廊〟22年の歴史に幕。
●2010年(97歳)10月5日~10月31日(株)山一佐藤紙店で個展。
案内状
(おもて)
(うら)
●2010年10月26日~12月25日 南大通ギャラリーで個展。

ブログにアップさせて頂きました「絵」は10月26日~12月25日迄「南大通ギャラリー」
にて開催されました佐々木榮松「ふるさと南大通り展」の一部です。
南大通ギャラリー(釧路市南大通り3-1-6 ℡0154-42-6639)
(カフェモーツアルト併設)

●2010年12月19日
釧路湿原ラムサール条約登録30周年記念事業に
「落日の沼沢地」油f50を展示。
辻井達一氏((財)北海道環境財団)&
新庄久志氏(釧路国際ウェットランドセンター)のトーク。
後ろが 「落日の沼沢地」。
◇2011年3月3日(木)[雛祭り]からのご案内
佐々木榮松画伯に会える午後六時
「三日半の展覧会」
( 会場 釧路芸術館 フリーアートルーム)
・2011年3月3日(木)午後6時オープン~午後9時
・2011年3月4日(金)午前9時30分~午後5時
・2011年3月5日(土)午前9時30分~午後5時
・2011年3月6日(日)午前9時30分~午後4時 終了
オープニングには佐々木榮松画伯がお見えになります。
釧路芸術館(釧路市幸町4-1-5 ℡0154-23-2381)
佐々木栄松画伯の多彩な色使いの「赤」「青」「黄」「黒」「白」には繊細さと
夢みたいなものを感じます。
今、現在、貴重な名画が収蔵、展示する場がないという。
1913年生まれの画伯は湿原を生涯の画題とし、絵具と釣具をもって釧路
湿原を踏破した、画家でありイトウ釣りの第一人者でもあります。
故 開高健や白州次郎の妻白州正子も氏に教えをこうた人であると云う。
また、矢口高雄氏の「釣キチ三平」の鳴鶴先生のモデルでもあります。
最後に、この度、当ブログアップに際しまして特段のご配慮をいただきました佐々木榮松画伯、
高野社長にお礼申しあげます。
最近のコメント